糸を傷めないように針先が丸くなった毛糸専用の針。
糸始末やとじはぎに使う。
(とじる=段と段をつなぐこと、ばぐ=目と目、目と段をつなぐこと)
数種類の太さがセットになったものがおすすめ。
●段目リング
●まち針
太くて針先が丸くなっている毛糸専用のものを用意しましょう。
アイロンをかけたり、とじはぎをするときに必要です。
●メジャー
サイズを測る時の必需品。
●はさみ
糸始末などに必要です。
糸の太さと対応する針の太さの目安
<極細>

2/0号針
<合細>

2/0~3/0号針
<中細>

3/0~4/0号針
<合太>

3/0~5/0号針
<並太>

5/0~7/0号針
<極太>

8/0~10/0号針
<超極太>

10/0号~ジャンボ針
*同じタイプの太さでも、糸によって差があるので、糸玉のラベルを見て適正針を選びましょう。
糸の種類と素材
<種類>
●ストレートヤーン

直線状の糸で初心者におすすめの編みやすい糸。
●スラブヤーン

太さに変化を持たせて撚り合わせた糸。
ところどころに節がある。
●ファンシーヤーン

独特な風合いを出すための加工をほどこした糸。
遊び心のある、肌触りのよい糸が多い。
<素材>
●ウール

羊毛で紡がれた秋冬用の一般的な素材。
●化繊

アクリルなど。
発色がよいので、色数も豊富。
ウールと混紡もある。
●コットン

春夏ものやベビーものに使われる。
●麻

春、夏ものや雑貨などを編むのにも適している
糸端の引き出し方

糸玉の中に指を入れて、中心にある糸を引き出す。
小さな糸のかたまりごと出てくるときもあるが、その中に糸端があるので大丈夫。

ラベルが糸玉の中を通っている場合は、ラベルをはずしてから糸を引き出す。
ラベルから情報を得る
ラベルには多くの情報が表示されているので、少なくとも作品が完成するまで捨てずに取っておくと便利です。

●色番号とロット
その毛糸の色を表すのが色番号。
染めの生産番号を表すのがロット。
ロットが変わると色番号が同じでも微妙に色が異なる場合もあるので、買い足すときは同じロットの糸を選ぶ。
●品質
素材が書かれている。
●重量と糸長
糸玉の重さと、糸の長さ。
同じ並太タイプで、同じ重さでも糸長は異なることもある。
同じグラム数なら糸長が長いほうが糸は細い。
●取り扱い方法
選択やアイロンの際の適した方法が書かれている。
●参考使用針
糸に適した棒針、かぎ針の号数。
●標準ゲージ
適した針で編んだ場合の標準的なゲージ。
棒針はメリヤス編み、かぎ針は長編みで編んだ時のゲージ。
編みやすいのはどんな糸?
手芸屋さんには素敵な糸がたくさんありますが、初めて編む場合や、初心者のうちは編みやすい糸を選んだほうが無難です。
●ふわふわ毛糸は目数・段数が数えられない!?

手触りも風合いも素敵ですが、毛足が長い糸は目数・段数を数えるのが至難の業。
しかし、編み目が不揃いでも目立たないのは利点です。
●極細毛糸は10cm角を編むのに34目16段!?

10cm角を編むのに、先ほどのふわふわ毛糸は9目5段。
同じ大きさでも極細毛糸はかなりの目数・段数を編まなくてはなりません。
繊細な作品ができるのは魅力ですが、最初のうちは細すぎると挫折してしまうことも。
●色の濃い並太毛糸は目数・段数が数えにくい!?

ストレートの並太毛糸なので、編みやすいのはメリット。
ただ色が暗くて濃い糸も編み目が見えにくいので、目数・段数を数えるのが大変です。
●明るい色の並太~極太毛糸は編みやすい、数えやすい、種類と色が豊富でバッチリおすすめ

最初はこのような初心者にやさしい糸で編んでみるとスムーズですよ♪